冤罪執行遊戯ユルキル

あらすじ

監獄で目覚めた春秋千石。狐の仮面を被ったびん子と名乗る女が言う。

「実刑を受けている犯罪者のあなたにチャンスをあげましょう。これからとある遊園地の

様々なアトラクションに挑み、勝利すれば無罪放免です」

「違う、俺は冤罪なんだ!」

さらに現れたのは、自分の犯した罪の被害者の莇リナだった。

「春秋千石。忘れもしない名前。私の家族を全員殺したあなたを、絶対に許さない」

千石は21人の家族を焼き殺した放火殺人犯として服役中の身なのだ。

当然、被害者は千石の冤罪主張を信じてはいない。

千石の他にも、4組の犯罪者と被害者がいる。

犯罪者を『囚人』、被害者を『執行人』と呼び、ペアを組んでアトラクションに臨む。

6人の犯罪者と、5人の被害者。

「大量殺人チーム」「双子殺人チーム」「謀略殺人チーム」「ストーカー殺人チーム」

「覗き魔チーム」――。

囚人は無罪を勝ち取りたい。

執行人は勝てば望んだものが手に入る。恨みを晴らすこともできる――。

舞台は無人の遊園地『ユルキルランド』。

アトラクションに挑むなかで明かされていく、それぞれの秘密。

残酷で狡猾なこのユルキルランドで勝ち残るのは、誰か。

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